こんにちは、ちさとしです。
C104にてついに自前でのサークル参加を果たしましたので、報告を兼ねて色々書いていきたいと思います。
更新しようとブログの編集ページを開いた瞬間昨年分のレポートを書いていないことを突き付けられたため、そこから書き始めることになってしまいました*1。
昨年分はこちら↓
申込・出展に至るまで
たべのこし
2022年末に「2023年のやりたいこと」として以下の2点を挙げていました。
新刊出す!
— ちさとし (@cst_oshino) 2022年12月29日
北海道上陸!
— ちさとし (@cst_oshino) 2022年12月29日
このうち「北海道上陸」については、2023年3月に達成しています。
北海道訪問・赤化
— ちさとし (@cst_oshino) 2023年3月8日
これで東日本で訪問してないのは山梨のみ、関東までであれば全て黄色以上ということに pic.twitter.com/GEZEUNRz8o
一方で「新刊出す!」は、達成できないまま終わっていました。まあ2023年はリアルの大事なことが多すぎたのが悪いと言い訳できるのですが、それを考えれば今年がラストチャンスともいえるわけで。C103で挨拶した人*2に「次は新刊出す」と言ってたのもその表れでしょう。
しかし「出す」と言っているだけでは本は出ません。2023年の自分がそのことを証明してしまっています。
ではどうするか?答えは簡単、締切を作ればいいのです。古来より伝わる最強の手法です。
現場からは以上です pic.twitter.com/qcE4kdFWaC
— ちさとし (@cst_oshino) 2024年3月3日
もう逃げません
— ちさとし (@cst_oshino) 2024年3月3日
さてこれで逃げ道は封じられました。一体どうなってしまうのでしょうか……?
どうする?
申し込みは「あいの風本」で行いました。数年分の蓄積があり作業量を抑えられること、十分な新規性を確保できることが決め手でした。初回なのであまりに尖らせたり人気部分に突っ込んだりするよりは軽く始めて少しずつ慣らしていくのがよいという判断もありました。しかしながら内容や構成がまったく定まらないまま、気付けば当落発表を通り越してコミケ1ヶ月前にまでなっていました。
みんな原稿が限界 おれもです
— ちさとし (@cst_oshino) 2024年7月25日
新刊あれと言った。すると新刊があった。
夏の限界入稿!ちさとしと消えた1ヶ月半の謎
実際に本の制作に取りかかったのは7月の第4週。当落発表からの1ヶ月半はいずこへと消えてしまいました。
新刊あれと言ったらそこに新刊があったらどれほどよかったでしょう
— ちさとし (@cst_oshino) 2024年7月25日
私たちは神ではありませんから、ただ祈るだけでは新刊はできません。手を動かす必要があります。
ひとのスケジュール気にしまくってるのに自分の管理となると全くできないの本当になんなんだ
— ちさとし (@cst_oshino) 2024年7月26日
お前は1年前に一体何を学んだんだ……。
とはいえ筆が乗れば物事が進むのは速く、実質2日程度で文章は完成を迎えます。
メインの文章が書きあがったことを報告
— ちさとし (@cst_oshino) 2024年7月26日
最後の週末を迎える前に、本の前半部分を担う「ダイヤ改正振り返り」の叩き台がとりあえずできました。文章さえできてしまえばこっちのもの、あとは組版して入稿するだけ……本当に?
完成されし装丁を求めて~河川敷の組版活動
デカ表がなんか8ページくらい持っていきそうなんだけど!
— ちさとし (@cst_oshino) 2024年7月27日
もうひとつのコンテンツ「列車変遷表」ですが、試しに組んでみたところ片道を富山で分割したうえでそれぞれ見開き必要ということが判明。当初は4ページで済むと思っていたのですが、見積もりが甘過ぎました。
この変遷表はひたすら文字とブロックを並べていくだけの虚無作業ということもあり、まったくやる気が起こらずここでさらに3日消えました。
3ヶ月前にも放り投げているため苦手意識が強すぎる
— ちさとし (@cst_oshino) 2024年7月27日
実は入稿作業は初めてではなく、春にコミアカ合同誌の装丁を担当しています。しかし組版がどうしてもわからず時間もなかったためほかの経験者に丸投げするという事態になってしまっていました。しかし今回は単独作業のため逃げ場がありません。
22時を過ぎないと作業を始められない身体に……
— ちさとし (@cst_oshino) 2024年7月28日
この頃になると生活習慣もひどいものになっており、朝7時頃に寝て昼間に起きるという限界生活を通り越した何かが常態化していました。
まあいつもここから巻き返しているのでね 見ててくださいよ
— ちさとし (@cst_oshino) 2024年7月31日
そんな酷すぎる作業の日々でしたが、締切にはどうにか間に合わすことができました。作業時間を自分で削ったせいで凝りまくりとまではいきませんでしたが、
- 新北陸色デザインの表紙
- あいの風のテーマカラー2色を配置
- 改正振り返りページでは案内ディスプレイ風のタイトル表示
など、「とりあえずやりたかったことはやれた」という仕上がりになりました。
結局、最後の3日間だけでそのほとんどを製造していました。空きスペースの調整が思いのほか大変で、コラムを無理やりねじ込んだり使えそうな写真を漁ってくるなどしていました。
周囲が次々と入稿していくことに焦燥感を覚えながらも、8月2日深夜の日付が変わるころにそれは為されます。
入稿!!!!!!!!
— ちさとし (@cst_oshino) 2024年8月2日
ツイートの瞬間に同志2人*3からRTされTL上で三分裂しました。入稿の喜びはいくら分かち合ってもよいとされる。
全てをギリギリまでやらなかった結果、入稿直前に多数のミスを発見し修正するということになりましたが気付いただけよしとしましょう。
ものごとは計画的に!
— ちさとし (@cst_oshino) 2024年8月2日
本当にそうだ。
当日までの日々
C104 1日目
まずこのサブタイを見て:thinking_face:になったあなたは間違っていません。なんとまたしても1週間を消し飛ばし新刊を受け取って足りない資材を補填する以外のことをせずC104が始まってしまいました。本の説明不足になった部分を補うためのペーパーを作成する必要があったにもかかわらず、です。しかし本文を2日で仕上げた成功体験に胡坐をかき、1週間なら余裕→最後の2日でなんとかなる→当日朝に刷れればヨシ!とどんどん後ろ倒しに。本当によくないので真似しないでくださいね!
それはさておき1日目。ちゃんと朝起きるために早めの就寝をしたはずがそう簡単には睡眠サイクルは戻らず2時起き→二度寝→7時起き。駅への道中でリストバンドを忘れたことに気付きUターンするなど平常運転で、10時過ぎに待機列、12時頃に入場となりました。
冬コミ1日目行ってないから一般入場1年ぶりだ
— ちさとし (@cst_oshino) 2024年8月11日
予想はしていましたが流石の暑さで、目的のものを一通り回収したあとは一目散に帰宅しました。東西移動しなかったのは初めてかもしれません。コミアカやそれ以前から長く顔を合わせていない方も多く、とりあえずみなさん元気そうで一安心しました。
C104 1.5日目
さて帰宅すると戦利品の整理もそこそこに残された作業が始まります。去年は「まさか前日の夜に……」的なことを言っていましたがもはや何とも思いません。
すいかもんが串野とぐ子さんと寝てるのに若干フラストレーションを覚えながらも、予想通り文章はあっという間に進んでいきます。
1ページ分の内容なんか1時間で錬成できるやろと遊び呆けた結果、こんな時間になっても終わっていない
— ちさとし (@cst_oshino) 2024年8月11日
夕方に3h寝落ちしただけだが多分今から寝ると大変なことになる
— ちさとし (@cst_oshino) 2024年8月11日
今日のコミケに出る人が起きておられるようですけれどもね
— 国際単位系@C104ありがとうございました! (@Units_SI) 2024年8月11日
こんなキャラじゃなかったはずなのに!
— ちさとし (@cst_oshino) 2024年8月11日
天店にだけは言われたくないと思う
— 国際単位系@C104ありがとうございました! (@Units_SI) 2024年8月11日
安心してください、もう私もそっちの人間です。そもそも前夜作業初めてじゃないし。でもあの時(C101)は1時くらいには決着ついて寝てたからやっぱり今回から堕ちてますね。
ペーパー完成!
— ちさとし (@cst_oshino) 2024年8月11日
この作業中(当日3時台)に本体のミスに気付いて訂正を追加しペーパーは完成します。なんと朝4時、サークル参加者は起きはじめる時間帯です。私は一体どこで間違えたんだろうか……。そのペーパーにもミスがあって現場訂正することになるのはまた別の話。
C104 2日目、初のサークル参加
逆三角の中へ
いくらサークル入場とはいえこの暑さに半ば徹夜で突撃はまずいと判断して1時間半ほど休眠を取り、ペーパーを刷って出発します。
— ちさとし (@cst_oshino) 2024年8月11日
過去2回より遅くなりましたが時間内に入場を果たします。3回目ともなるともう色々と手慣れたもので、設営はあっという間に完了しました。
いったん設営完了です 東5ホール ハ27bにてお待ちしています! pic.twitter.com/os8cWGwGNH
— ちさとし (@cst_oshino) 2024年8月12日
今回はいつものれんず先生に売り子を頼んでいました。前回のような荒療治*4は使えないので事前にチケットを渡した上で念を押しておきましたが、どうやら「寝ない」ことによって解決されたようです。
売り子(@Fresnel_pic )によってギャラリーが増えました pic.twitter.com/D8Tdg9eMxX
— ちさとし (@cst_oshino) 2024年8月12日
れんず「殺伐とした鉄道島にKievが!」
新刊とにぎわいと高い天井
配置されたスペースですが、ホールの中間の壁寄りということもあってとにかく風通しが悪く熱がこもり、自分の吐息すら涼しく感じるレベルでした。睡眠不足もあって座ってる間もちょっと気を抜いたら意識が飛びそうでした。れんず先生はどうして無事だったんだ……?*5
あとはいつものコミケです。挨拶して、差し入れを貰ったりして、おつかいに行って、欲しいものを買って。
すいかもんが西で売り子しているので終盤に会いに行ったら見せつけてきました。楽しそうで何よりでした。
忘れてやらない
閉会!来てくださった方ありがとうございました! https://t.co/1AIkehgCuS
— ちさとし (@cst_oshino) 2024年8月12日
そんなこんなで無事閉会を迎えました。今回は鉄道島のど真ん中ということで三本締めにもガッツリ参加。いろんな意味で「アツかった」C104は終わりを告げました。
その後はいつメン(ただし今回は人数少なめ)で打ち上げを行い、帰宅。流石に疲れすぎたか、その日は10時間以上眠れました。
帰宅しました 2日間本当にお疲れ様でした!
— ちさとし (@cst_oshino) 2024年8月12日
結局、新刊は思った以上に売れていきました。普通に10も出ればいい方だと思ったのですが、即売会の魔力とは不思議なものですね。
おわりに
コミケなしでは終われない
今回コミケに申込み、そして新刊を出すに至ったのはこれまでの間にみなさんから頂いた知見、刺激のおかげに他なりません。この場を借りて感謝を伝えさせていただきます。本当にありがとう。
このC104は私の知り合いに大事なものが控えている*6ことが多く、また違うコミュニティに手を出したこともあり、普段とは全く顔ぶれが異なりました。そのような変化はありましたが、コミケはコミケとしてそこに在りました。ジャンルや相手が何であろうが、それぞれの形態の参加者が一体となって作り上げる「大人の文化祭(by 国際単位系)*7」であることには違いませんし、今後も変化を経ながら関わり続けるんだろうなと思っています。
上記いつメンの1人ことあをもみじ先生は本来2日目に来る予定はなかったのですが急遽午後入場してきました*8。本人曰く「2日目に行かないと終われない」とのことで、思わず頷いてしまいました*9がもうここまで侵食されちゃったか……という気分です。そしてそのまま冬コミ申し込むか……?とか言い出しました。まあそうなるよなとは思いますけど私は心配ですよあなたが。
【ご報告】 pic.twitter.com/rUVISg2AbC
— ちさとし (@cst_oshino) 2024年8月15日
などと言いながら私もC105への申し込みを行いました。次回は当選すれば鉄道島から一転、ブルアカで本を出させていただくことになります。ちさとし先生の次回作にご期待ください。
次にみなさんの前に出てくるのはCA25あたりかと思います。ということでまたその時にお会いしましょう!
*1:ちなみにそのことを書き込んだら1年前の即売会のレポートを放置しているとの返事が飛んできたりしました。みんな違ってみんな同じ。
*2:その人はC104に来ている様子がないの、悲しいなあ。
*3:即売会に申し込みすぎて周囲から匙を投げられたすいかもん先生(ただし今回は申し込んでいない)と、私と同じく限界同人していた国際単位系先生
*4:本人宅に前泊し、物理的に叩き起こす手法。前回・前々回の記事参照。
*5:しんどかったのはその通りだそう。当たり前だ。
*6:例えば 院試 卒論 この世には(以下略
*8:これが初めての一般参加とのこと。そんなことある?
*9:2日目の閉会には特別なものを感じます。年末開催である冬コミが顕著ですが、夏コミにおいてもそんなところはあります。儀式みたいなものだと認識しています。実際、2日目に行きだしてからは全ての回で閉会まで会場にいました。